研修セミナーのご案内

大会の1か月前から研修セミナー(動画の視聴)を受講できます

研修セミナーの参加費

研修セミナーの参加費

  • 愛知大会に参加なさる場合、ディーガン博士の講演は無料です。
  • 研究法は、15名限定で、研修セミナーは3回を予定しています。大会時、1か月後、半年後に行われますが、3回とも受講できる方が対象です。
  • 1セミナーごとに参加費が決まっています。参加費の計算方法は以下の通りです。
    たとえば、大会に参加し、「にも包括」、「研究法」、「ディーガン博士の講演」を申し込みしたとします。研修セミナーの参加費は、あなたが会員であれば、「にも包括」1000円、「研究法」2000円、「ディーガン博士の講演」0円となり、合計で3000円となります。

研修セミナーのお申し込み方法

こちらからお申し込み下さい。

11月上旬までお申し込みの受付を行いますが、できればお早めにお手続きください。もし変更があるようでしたら、研修セミナーホームページでご案内いたします。

研修セミナーの内容

精神障害にも対応した地域包括支援事業の構築に向けて

一般社団法人ソラティオ 岡部正文

2017(平成29)年度から各地で「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」に向けた取り組みがなされていますが、皆さんの地域ではどのような風景が広がっているでしょうか。

私は東京都荒川区(人口約22万人)で活動しています。その取り組みは決して胸を張れるものではありませんが、荒川区に合った風景を描きたいという思いで地道に活動を進めています。

私の所属する法人(ソラティオ)のミッションが相談支援専門員とピアスタッフの協働支援モデルの普及啓発に重きを置いていることもあり、今回は精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築のために必要なピアスタッフの活躍の場つくりとその効果についてご紹介させて頂きたいと思います。

真に精神障害当事者が明るく前を向いて暮らしていくためには、これまで良かれと思って取り組んできた支援者目線を見直し、当事者目線で様々な取り組みを進めていくことが重要だと思っています。社会を変えるためには、まず自分の会社(所属)からが私のキャッチフレーズです。

ピアスタッフが相談支援事業所に雇用され、一緒に汗を流して地域のために働くことは、ともに働く相談支援専門員の質向上に寄与し、ピアスタッフのリカバリーも促進される手応えがあります。

そのようなプロセスを通じて力をつけたピアスタッフが自分の経験や仲間の経験を臆せず発信していくことで、少しずつ地域が動いてきた様子をお伝えできるといいと思っています。

研究法入門

研究・実践委員会  松田康裕

本学会理事会で、学会員の皆さんの臨床実践の中での気づきや問題意識を育て研究へ発展させる支援ができないか、さらに、実践報告レベルの発表を「研究」レベルに高める支援についても話し合われました。

そこで研究・実践委員会が「研究法入門」のセミナーを、今年度より3回シリーズで開催することになりました(第2回目は第1回目の1ケ月後、第3回目は第2回目の6か月後)。主な内容は以下の通りです。

第1回目(オンデマンド研修)

実践から研究の「芽」を見つけ「研究」に育てるコツ

講師:松田康裕

  • 臨床疑問を定義する
  • 文献を調べる
  • 仲間と相談する
  • 調査のデザインを考える
  • 研究としてまとめる

実践から研究へ-私の指導経験を踏まえた事例の紹介

講師:安保寛明

第2回目(オンライン研修)

第1回目の研修を受けて、参加者が事前に臨床疑問を、PICO/PECOの形に整理し、リサーチ・クエスチョンを作成したうえで、当日は講師と議論したり、助言を受けたりする。

講師:松田康裕、安保寛明、安西信雄

第3回目(オンライン研修)

学会発表や研究実践に向けたフォローアップ支援のために、当日は講師と議論したり、助言を受けたりする。

講師:松田康裕、安保寛明、安西信雄

なお、15名を限定に受け付けます。3回にわたり受講ができる方が対象です。

てんかんの啓発活動の中での医療従事者の役割とは

座長 福智寿彦
演者 前田様(日本てんかん協会副理事)
当院スタッフ(医療法人福智会)

 
「自分はてんかんです。」と声を出すと、様々な偏見や差別があることを目の当たりにし、社会と関わりを持つことをやめてしまう患者がいる。

てんかんの啓発活動の目的は、そのような差別、偏見をなくすことに重きを置いているように見えるが、実は違う。仲間にあうことを目的として、社会に出る一歩として、また自分は自分で良いのだと知るためのものとして、当事者はこの活動に参加をする。

一方で、医療スタッフはどうだろう。初めは、仕事の一貫として参加しているスタッフも多いのが現実だが、寄付集め、会場の準備など回を重ねるごとに仕事と割り切れない経験をする。そしててんかんへの差別が社会であることを目の当たりにする。

そこで、当事者の気持ちを医療スタッフは知ることになる。その結果、当事者も医療スタッフも一緒に一つのイベントを作り上げる。準備を一生懸命行うとき、そこには、患者、治療者の垣根はないことを感じる。

当院では、パープルデーというてんかんの啓発活動を行っている。そして、一緒に苦労して作り上げた経験は、そのあとの当事者の社会参加に生かされていると実感している。

当日は、日本で大きく活動されている日本てんかん協会(なみの会)、全国で広まり始めたパープルデーについてそれぞれの歩みや活動を紹介し、我々医療スタッフの目線から啓発活動の必要性について考えていただきたい。

ディーガン博士の講演

パトリシア・ディーガン博士の講演(動画による研修セミナー)を予定しています。内容が決まり次第、ご案内いたします。ご高名な方ですが、簡単にご紹介いたします。

パトリシア・E・ディーガン博士はパット・ディーガン&アソシエイツの創始者です。30年以上にわたり、行動健康リカバリー分野における思想的リーダーであり、これまでの価値観を打ち砕くような革新者です。

パトリシア・ディーガンさんは、リカバリーのみちを歩んでいる人による、リカバリーのみちを歩んでいる人のための会社を設立しました。会社の使命は 個人の声と選択の権利を臨床ケアチームの中心に据えることで、人間の尊厳を守ることです。

この目的のためにパトリシア・ディーガンさんは「パット・ディーガンのリカバリーアプローチ」を開発しました。このアプローチには、受賞歴のあるコモングラウンドソフトウェア、オンラインのリカバリーライブラリー、ピアと支援者のためのコモングラウンドアカデミー、および人を悩ませる声を聞くシミュレーションが含まれます。

2009年からはコンサルタントとして、初期の精神病を経験した若年層を対象とした組織的な専門ケアチームのための「OnTrackNY」モデルの開発と発展に貢献しています。

パトリシア・ディーガンさんは障害者権利運動の活動家であり、10代で統合失調症と診断された後、自らのリカバリーの旅を続けてきました。また、多くの大学など学術的な役職に就き、多くの著書もあります。

そして世界中の聴衆にリカバリーへの希望のメッセージを伝えてきました 。デュケイン大学で臨床心理学の博士号を取得しています。